今年の「春めぐり屋形船」は“江戸お座敷芸”を演出する内容で企画し、3月27日(土)はお夕食コースで、翌28日(日)はランチコースで就航いたしました。
両日とも「♪梅は咲いたが桜はまだかいな〜」そんな小唄を口ずさみたくなるような陽気で、桜も2〜3分咲きといったところでしたが、船内は春めくように…と、趣向を凝らしてお客様をお迎えしました。
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お三味線のやよいさんがお座敷のナビ役を務め、踊りの友美お姐さんは一期一会のご縁をつなぐようにお客様の間を取り持たれます。気付けばテーブルを越えてご近所でも会話されるようになるほどでした。
そんな風に絶妙なコンビネーションで座を賑わしながら、頃合いを見ては「では、ここらで一曲…」とやよいさんが三味線の絃を軽く調整して撥を弾き、友美お姐さんは扇子を広げ、ときには手拭いを肩に乗せて舞い始めます。お客様の中に年若い方がいらっしゃると、三味線について簡単な楽器紹介、友美お姐さんの小道具のこと、舞の中でみせる振付の意味、小唄や“どどいつ”の有名な節をかき鳴らしながら言葉の由来などを面白おかしく聞かせてくれるなど、お座敷芸を身近に感じられるような配慮を随所に感じました。
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今では“お座敷遊び”という機会も少なく、お客様自身が芸者さんと粋に接するにはどうしたらいいのかと心配される方もいらっしゃいます。“粋”…しばしば耳にはしますが、それこそ当時を“粋”に遊んでいたお江戸の町人達も、当時からそんなことを気にしながら遊んでいたわけではないはず! 気楽に遊べなければ面白くありません。人と人の間を取り持つ芸者さんを入れたお座敷遊びは、聴くに楽しく、見るに艶やかで、日本の四季や言葉、人情劇を面白おかしく唄ってしまう度量の大きさに、誰もが共感できる良さがあります。芸者さんが入って唄って踊れば、自然に乗り合いのお客様同士も1つになります。
“江戸お座敷芸”…時代の流れと共に、その芸を受け継ぐ若い芸者さんが少なくなっていることが残念でなりません。けれども、こうした日本特有の文化をお客様にご提供できる機会を、屋形船を通して少しでも多く作っていきたいと感じております。
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- 屋形船は、春めぐりだけでなく、夏には花火見物することもできますし、四季折々の楽しみ方があります。少しでも興味を持っていただけたら、メール(トップページ)またはお電話(このページ下段)でお気軽にお問い合わせください。
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